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「泣く」というとあまり良いイメージはないですよね。
「泣いてなんかいられない!」
と、歯を食いしばって頑張るという人も多いでしょう。
しかし!
実は最近、この「泣く」ということが、
ストレス解消効果があるとして見直されています。
泣いたら余計に気持ちが沈んでしまいそうなものですが、
良い効果があるとはいったいどういうことなのでしょうか。
と、いうことで!
今回は泣くことが体に及ぼす、
ストレス解消効果についてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
目次
泣くとストレスが解消される 4つの訳
泣く効果について4つピックアップしてみました。
涙を流す事にはとっても良い効果があります。
一つ一つみていきましょう。
悪い体内ホルモンを体外に排出する
泣く事で、ストレス物質になるホルモンが体外に流れ出ます。
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]ストレスホルモン
- プロクチン 脳で分泌
- コルチゾール 副腎皮質ホルモン
- ACTH 副腎皮質ホルモン
[/deco_bg]
これらは感情の変化によって流す涙に含まれます。
くしゃみをした時や目にゴミが入った時の涙ではありません。
体内に溜まったストレス物質が体外に流れ出ることで、苦痛を緩和してくれます。
泣くとスッキリするのもこのためです。
副交感神経優位によりリラックスをもたらす
人は交感神経と副交感神経が交互に働くことで神経バランスを整えています。
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]
- 活動的なのが 交感神経
- リラックスモードが 副交交感神経
[/deco_bg]
となりますが、泣くと副交感神経が優位になります。
仕事で張りつめていた緊張が、安心することでやわらぎます。
現代社会では交感神経が優位になってしまいがちなのですが
その原因には、スマホやパソコン、電気など、
四六時中同じような環境に身を置かざるを得ない状況があります。
そして、日光・運動・栄養の不足はセロトニンの分泌低下をもたらします。
涙を流すことにより、以下のことが分かっています。
- セロトニン(神経伝達物質で精神安定や意欲に働く)の分泌が促され
- エンドルフィン(脳内麻薬に近い物質)が分泌される
これらの分泌により、精神が安定して幸せな気持ちが増え、免疫力をアップしてくれます。
自己投影によるカタルシス
感動を誘う映画や、他人への体験などを観たり聞いたりした時に涙を流すことがあります。
思いのままに泣く事がゆるされなかった方が、自分のつらい過去と対象を重ね合わせて涙を流します。
「自分だけではないのだ」
「そういうこともあるよね、仕方がないんだ」
などと、自身に類似した記憶や体験を思い出し流す涙です。
これらは
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]
- 偏桃体(感情がおさらいされる)
↓
- 前頭前野(感情が統合される)
↓
- 涙を流す[/deco_bg]
これらのサイクルにより涙を流します。
自分でも自覚がない場合がありますが
これまでの経験が対象に縁することにより、琴線に触れるわけです。
流す涙は一緒に、過去の辛い思い出も洗い流してくれます。
抑圧された感情の解放
人は防衛本能が働く生き物です。
自分をさらけ出すことによって傷ついてきた過去などがある場合、
通常それらを隠そうとするものです。
涙を流すことは、自分の弱さを露呈することにもなりかねません。
「本音と建て前」や「二つ以上の顔を持つ」
ことなどは、おかしいことではありませんが、
こればかりでは本当の自分を見失ってしまいます。
「現実を俯瞰して生活をしている」
本当に悲しいことやツラいことに対して無関心を装っても
人は不感症にはなりきれません。
心には沢山の傷が蓄積されていきます。
人の前で泣くことにより、抑制していた感情が一気に押し流されます。
一人で泣くよりも人前で、
泣きたい感情をそのまま出してみましょう。
新しい自分が発見できるかもしれません。
泣く効果のまとめ
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]
- ストレス物質が押し流される
苦痛を緩和してくれスッキリする
- 副交感神経が優位になり
精神安定がもたらされる
免疫力が高まる
- カタルシス効果
自己投影による自己浄化
- 抑圧された感情の解放
[/deco_bg]
涙を流して泣くことはストレス解消のためには大切なことですね。
自然に涙が流れるのは、心と健康のバランスを維持してくれている証なんです。
涙の効能を見て来ましたが、そもそも周囲と同じ状況下でも慢性的にストレスフルという方は、次の恐れがあります。詳細はコチラをご参照ください。
泣く事をより実践的に行うための泣き方
についてご紹介します。
こちらに詳しく書いてありますのでご参照くださいね。
⇒ 泣くとストレス発散!すぐにできる泣き方の実践!