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夏場のエアコン、贅沢なのでは?
エアコンを使いたいけどなんだか電気代がもったいない気がして躊躇してしまう。実際にエアコンを使ってはいるけど適正な設定温度がわからない。
そんなあなたは、「エアコンを使うぞ!」
と、まずは割り切っちゃうのがいいです。
今回は、夏場の睡眠をより快適にするための設定温度・使用方法・省エネについてまとめました。
電気代や健康面も気にしないで済むように色々とご紹介しますので、上手にエアコンと付き合っていきましょう。
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目次
熱中症のリスク
まずは、熱中症のリスクを知っておくことは大事です。
人の命はお金では買えませんし、健康は智慧で補うこともできます。
近年の熱中症の死亡者数
近年の夏場の気温上昇による熱中症のリスクははかりしれません。
夏にエアコンなしに過ごす事は現実的ではありませんし、価値的だとも言えません。夏の不用心は命に及ぶという事をみてみましょう。
近年の熱中症での死亡者数はうなぎ上りです。特に猛暑の年には急増しています。
2000年には206人だった死亡者数がここ3年では約5倍近くにもなっています。
平成25年 1077人
平成26年 529人
平成27年 968人
年齢層:65歳以上がおよそ8割を占めています。
【厚生労働省資料より】
そして、実にその約半数は家で発生しています。ニュースでも夏場の就寝中に死亡した事故は毎年のように報道されます。
気温も上昇していますし、体感温度も高くなっています。
「少しむかしは冷房なんてつけなくても大丈夫だった」
と過去の経験や精神論で判断するのは非常に危険だという事がお分かり頂けるかと思います。
夏バテの症状には何がある?
また、夏バテになると以下の代表的な症状があらわれます。一部紹介しておきますと、
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・自律神経の乱れ
・疲れ(疲労)
・食欲不振
・下痢、便秘
・全身の疲労感
・立ちくらみ、めまい、ふらつき
・むくみ
・体がだるい
・無気力になる
・イライラする[/deco_bg]
などがあります。この様に、夏バテになると色々と大変です。暑さを我慢する事は賢明な判断とはいえません。家の中や就寝時においても未然に備えて正しい環境を作ることは大切です。
特に、やはり寝る時ですね。
なんといっても睡眠は1日のうち1/3~1/4の時間となりますから、上記のような夏バテの症状が出始めている時は要注意!
夏場の睡眠時に快適に過ごすことは、ひいては夏バテ防止にもつながってきます。
それでは、睡眠時のエアコンの適正な温度や湿度はどのようにすればよいのでしょうか。
適正な温度と湿度とエアコン使用時の注意点
ここでは、就寝時の適正な温度と湿度、また健康で快適に過ごすための注意点についてもまとめてみていきましょう。
適正な温度と湿度
一般的には
と言われています。
ここを維持できれば基本は快適な睡眠が可能となります。
ただし、クーラー病や冷え症など、人それぞれの個体差もありますので一概には言えません。
ですので、2つ目の基準としましては、
「外気温からマイナス3~5度程度」
にエアコンを設定することも一つの目安となります。
注意点
それでは、適切な温度と湿度を踏まえた上で、注意点についてみていきましょう。
・温度差について
外気温との差が大きいと、外出時の体へのストレスも強くなります。
また、クーラー病といいますが、これは夏場に起こりやすい体調不良の一つです。
極端に冷えた室内と暑い外気との温度差により起こります。具体的には、自律神経に働きに異常をきたし、様々な症状が出ます。女性に多くみられるのが特徴です。
対策としてはとにかく体を冷やし過ぎないことです。
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[/deco_bg]
などの工夫ができると良いですね。
エアコン・扇風機の風について
エアコンや補助的に使用する扇風機の風に体を直接当てると、急激に体温が奪われてしまいます。汗をかいた状態だと水分の蒸発時に一緒に熱も奪われてしまうためです。
気持が良いのは痛いほどわかりますが、就寝前、お風呂上りや帰宅直後でのエアコンの風には特に注意したいところです。
適正な使用法
冷風が直接体に当てないことです。
冷気は下に溜まる性質を持っています。
このことで、空気が部屋中に循環し拡散されるようになります。
自然な風の流れが出来て、より快適に過ごすことができます。
扇風機が必要な時は、眠りにつくときだけにし、1時間~2時間後に切れるようにタイマーで設定しましょう。
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省エネのための工夫
それでは、もっとも関心のある方もおられるのではないでしょうか。
省エネについてみていきましょう。
知っておくと割り切ってクーラーを使用できますよ。
エアコンは就寝前につけて温度も設定しておく
27~29程度から試してみましょう。
これで心地よい睡眠が取れればこれより温度を下げる必要はありませんね。
エアコンは自動運転でつけっ放しでOK!
エアコン冷房使用時は、弱運転や微弱運転をするのではなく、自動運転をしたほうが電気代はかかりません。エアコン冷房は設定温度まで室温を下げるまでが一番電気代がかかります。
こまめにスイッチを入れたり切ったりせずに、一度室温を下げたらそのままの温度を自動運転で保っているほうが電気代を節約できます。
つけっぱなしの方が急激に温度を上げる必要がないので電気代も安く済みます。
除湿は実はクーラーよりも電気代が余計にかかる
もちろん、メーカーや機器によっても変わってきますが、一般的には除湿よりも冷房の方が電気代は安いとされています。
体感温度は除湿がしっかりとできれば低く感じます。しかし、除湿で節電しようと考えられているのであれば、間違っている場合も多いですので、一度、メーカーに連絡して確認してみましょう。
古い家電製品はいっそ買い替えよう
電気代が高いのはエアコンの本体が古いからかもしれません。
最近では省エネの機器が増えています。一度きちんとランニングコストを考えて試算をされることをおすすめします。
まとめ
熱中症や夏バテは、実際になってしまうと大変なもの。
「電気代がもったいないから…」
などと、クーラーを使用しないで耐えていると、体調を崩したり、後で大変な思いをしてしまうこともあります。
適切使用でクーラーを使えば、快適に過ごせて省エネにもつながります。
無理してがまんしたりせず、買い替えも視野に入れて2~3年を見越して一度、試算をしてみましょう。
夏場の睡眠はあなたの健康にとってとても大切です。
感覚的に節約しようとすると、どうしてもクーラーの使用を躊躇してしまうもの。
正しい温度や湿度、正しい使い方を知ることで、快適な睡眠と快適な朝を迎えたいものですね。
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