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このうつの苦しみは
発達障害の二次障害だったなんて!
病院に行ってもうつ病としてだけ扱われ、
そのための薬だって飲んできた。
病院では発達障害なんて言葉すら出てこなかった。
最近は発達障害の二次障害としてうつ病になることが多い事が言われることが多くなり、当たり前に知られ始めました。
自分がうつ病になったのは自分に発達障害があったからなんだと大人になってやっと気づいた方も多い様です。
「何だかすっきりできた」そんな方も多いのではないでしょうか。
発達障害で既に苦しいのに、それをうつにまで発展させたくない。
どうすれば予防できるのかを見ていきましょう。
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目次
発達障害からうつ病 生きる困難さ
発達障害にはアスペルガー症候群をはじめ、広汎性発達障害、 自閉症、 高機能自閉症、ADHD、LDなどがあります。
一括りで語れる部分と、そうでない部分もありますが、一様に言えることは、社会生活に困難をきたすことです。
研究の調査結果
さまざまな研究結果では、うつ病の実に約7割以上の方に、この社会生活を困難にする発達障害があると発表されています。
他でも、その割合は9割以上だと言われることもあります。
※二次障害の合併症としては他には、不安障害や引きこもり、パーソナリティ障害や依存症など様々あります。
うつ病を経験してきたみなさんは、
「なんだ、自分には発達障害があって、それが原因なのかもしれないのか!」
そう、安心しておられる方も多いのも、いくらうつに対峙しても解決しなかったからというのもあるでしょう。
どうにかこうにか社会人としてやっては来たけど。
これまでの生活の難しさは、単に社会が厳しいだけではなく、発達障害があったためだ。
「よくやってきた!」と、まずは、自分自身を賞賛してあげても良いと思います。
ただでさえ、様々な特徴のために、「社会」に合わせることが難しい発達障害の方たち。
多様化した現代の社会にあってはその困難さはなおさらの事ですよね。
社会に合わせる事が困難なことから
自己肯定感も低くなるし、ストレスも過多。そのストレスも時々ではなくて毎日のこと。
理解もしてもらえず、
怒られてばかりの毎日。
挙げ句は、
と自分を責める毎日。
結局、社会不適合者の烙印を押されることもしばしばで、自分で自分に烙印を押してきた。
社会不適合者の烙印が唯一の落としどころにもなったりして、仕方ないと無理やり思い込もうとした。
傍(はた)から見ても、うつになるのも当たり前の様に思えます。
うつの苦しみは半端なものではありませんよね。
死に直結しますもの。
自分のためにはもちろんですが、
何よりも子供には同じ轍は踏ませたくはないですよね。
実は、発達障害は遺伝性もうたわれています。
子供を守れるのは親の存在です。
今回は、発達障害の方や子供が、うつ病にならないためにできる予防について見ていきましょう。
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発達障害からのうつの予防
うつは、はたして予防ができるのでしょうか。
発達障害をなおす!となるとまた別のお話ですし、なおす!ものではないのではないかもしれませんよね。
しかし、発達障害からうつ病になるのを防ぐ観点からですと、色々対処ができます。
うつ病は二次障害。
この言葉はある意味では救いの言葉ですよね。
災害も一次災害よりは二次災害で被害が拡大します。
例えば事故した直後に慌ててしまい、次の危険に備えることに油断して、命を落とすことも二次災害ですね。
うつの大きな原因として挙げられるのが過剰なストレスです。
この記事ではどうやってストレスから身を守るかを考えていきたいと思います。
ストレス環境から身を守る
ストレスといえば何を想像するでしょうか。
また、このストレスには一体どの様なものがあるでしょうか。
大人の場合では
etc..
子供のストレスとしては
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どんな方でもこのようなストレスは抱えているものです。
発達障害の方はこれらのストレスに、より一層さらされてしまう危険と常に隣り合わせです。
では、発達障害の方がストレスから身を守るために必要なことは何でしょうか。
親の理解
ここが一番大事です。
外で何があっても親が理解者である。
家族が優しく楽しい。
多いのは、親が自分の理想を子供に求めるあまり、
思いと逸脱する子供に対してツラくあたってしまうことです。
家庭がストレス。
親には逆らえない。
いつも意味が分からず怒られる。
地獄ですよね。
たくさん書籍もありますので
たくさん読んで実践に移してみて下さい。
他の記事でも紹介しますが、ペアレントトレーニングなどもとても勉強になります。
また、治療に関しても、親のサポートがある場合とない場合では、治療への子供の反応性が3倍近く良いことも分かっています。
親の理解は他の何よりも大切ですね。
周囲の理解
周囲からは、
「あそこの親の躾(しつけ)が悪い」
「あそこの子供は育ちが悪い」
「あの子とは遊んではいけない」
そんなことを言われてしまいます。
もっとも、人に対して「育ちが悪い」と平然と言ってのける人間こそが根性が腐った人間なのですが。
事前に周囲からの理解を得ることで
育ちが悪いなんて事は決して言わせません。
子供同士でも、〇〇ちゃんはあれは苦手だけど、優しい子なの。
などと、親から子供にも適切に言葉を掛けてあげれるとよいですね。
周囲への告知
皆で知っておくことが大切です。
我が子が不憫に思えることがあるかもしれません。
隠しておいた方が良いのかと思う気持ちもあるかもしれません。
親のエゴな部分とそうでない部分があるのですが、本人にとって居心地の良い環境をつくってのびのびとさせてあげることが大切です。
気にしないでも立派に育ちます。
ストレスで押しつぶされなければ。
一瞬一瞬が人生の縮図な訳ですものね。
今、のびのび生きていないのに
10年後はのびのびしているでしょうか。
では、どこで告知するのか。
様々な集いの場などで、一言発言のばをもらうのも勇気がいりますが、
一言!自分の子供の状態と、それはこういうものでして、人としての問題ではないことを伝えたいものですね。
発達障害の本人にあった環境に身を置かせる
特化したプログラムがある学校の選択
同じ学校でも支援学級を選択する
などと、最近は選択肢は多くなって来ています。
地域のソーシャルワーカーや役所などで相談することもできます。
保育所でも理解がありますから、発達障害の兆候が見られる場合はすぐに各所に相談してみましょう。
・児童相談所 全国児童相談所
・保健所 保健所検索 日本子ども家庭総合研究所
・各市町村の児童家庭相談窓口
一人で抱えないで、まずは話をしてみましょう。
『窓際のトットちゃん』てご存知でしょうか。黒柳徹子さん。特徴的ですが愛されています。
既にご存知かもしれませんが、彼女はADHD(注意欠陥・多動性障害)でした。
そして、小学校一年生の時に転校を余儀なくされます。
親の理解のお陰で、トモエ学園に転校。
同校は、リトミックによる創造教育を行っていたのですが、この学校で黒柳徹子さんは素晴らしい校長と出会います。
話し続ける徹子さんの話をなんと4時間、話し終わるまで聞き続けたそうです。
いつの時代も、素晴らしい方がいらっしゃるものですね。
現在の黒柳徹子さんがあるのも、お母さんが学校を探して選んでくれたことが全てなのではないでしょうか。
病院などでのリハビリなどの活用
ソーシャルスキルトレーニングの活用
心理療法
認知行動療法
カウンセリング
発達障害についての学習
自助グループへの参加
対人スキルの習得
※いっそのこと、対人関係をスキルとして捉えて習得することも必要かもしれませんね。
色々なアプローチがあります。
薬物療法だけではなく、こうした総合的な取り組みは大切です。何よりも、孤独感に浸っている時間が少なくなります。
苦手なことも、社会性のトレーニングなどをすることによって、目立たなくなります。
個性を消すってことでは?
なんてことではありません。
個性や特徴を消すというよりは、生きづらい特徴を確認、理解して、特徴が受け入れられ易くするための上手な対応を学ぶ事となります。
まとめ
発達障害には発達障害の方の素晴らしい生き方があります。
社会に差はあっても命には差が無いのと同じことです。本来、周囲との差異による困難さは人がこしらえた添加物でしかありませんですもの。
歴史に見る発達障害の方々の成功者は大勢いますが、その時代や環境と、うまくマッチしたのでしょう。
たまたまと努力の要素もあるかもしれませんが、天才だとしての教育をすることも必ずしも自然な選択ではないでしょう。
しかし、その他大勢は、座敷牢に入れられたり、変人扱いされたり、もっといけば狂人扱いをされ。
社会不適合者の烙印を押されたり
無理な「しつけというなの虐待」を受けたりと。
言葉では語り尽くせない様な、それは壮絶な大変な事も多かったようです。
発達障害という言葉自体が広く認識される今の現代にあって、特徴を生かして生きていくための手助けを、誰よりも積極的に親はしてあげたいものです。
全てが自分自身のためにもなり
ひいては家族での人生をより深く生きていくための
大切なきっかけとなるのではないでしょうか。
最後に
社会のための人間から
人間のための社会へと
時代は移行しているようにも見えます。
まだまだ、個に対してのサポートがなかなか充実した社会だとは言えません。
社会不適合者ではなく、社会が不適合なんだ。ここは強気でいきたいものですね!
人類の進歩には、発達障害の方の存在が必要不可欠でした。
まさしく、進歩の象徴です。
同じ様な人間を押し並べてみても、新しいものは生まれません。
特徴を生かせる社会を作っていくのも、新しい未来を築くのも、発達障害の方とその周囲の方に他ならないのかもしれませんね。
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