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“煽り運転をする人の心理状態って一体どうなっているんだろう”
あんな危険運転をするなんて非常識極まりないやつだ。どうにかしてる。
そんな風に思われるのは当然ですよね。
みんなが迷惑を受け、事故の危険性も高くなる煽り運転は世の敵です。
その上で、次の様な興味深いアンケート結果がありますのでまずは見てみましょう。
煽り運転をしたことが「ある・ない」の回答です。
※こちらは男女比などは考慮していない街頭のアンケート結果となります。
結果としては約半数の運転をされる方が、煽ったことがあるのですね。
これってびっくりしませんか?思ったよりも多いと感じませんでしょうか。
実は煽り運転は他人事ではないんです。
煽られたことがあれば、煽ったこともある誰でも起こしかねないことなのです。
煽り運転には様々な心理作用が影響していると考えられます。
危険運転の心理を知ることは、自分や家族の身を守るだけではありません。
自分自身の煽リ運転も未然に防ぐことができます。
本当に腹立たしい煽り運転をする人ですが、彼らの心理を知って自分自身のこれからの安全運転にいかしていきませんか。
目次
心理状態を考察する
煽り運転をする心理状態は様々あります。
これは車の特徴と運転時の環境を考えるだけでも沢山出てきます。
いつでも応用が利くように、まず最初に2つのケーススタディを用いて考えていきたいと思います。
その後に本質的な心理4つと、さらに専門的な心理をいくつかみていきましょう。
まず、車の運転する時の特徴というと何を思い浮かべるでしょうか。
車の運転時の特徴
思いつくだけでも沢山あるのではないでしょうか?
代表的な特徴をいくつか挙げてみましょう。
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ざっと挙げただけでもこれだけあります。
次にこれらの車の特徴に加わるのが環境要因です。これらは煽り運転をする感情の縁となるものです。
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]<環境要因>
※高速道路と一般道路も含みます。
[/deco_bg]
車の運転時の特徴と環境要因が掛合わさることで煽り運転がいとも簡単に完成してしまいます。
ケーススタディその1
例えば、運転時の特徴である「目的地を目指した移動手段」に、煽りの感情の縁となる要因の「前の車が追い越し車線でのんびりと低速走行している」を掛け合わせてみましょう。
※本来は運転時の特徴の全てが運転時に備わっています。その上で、あえて一つの特徴だけを例にとってみます。煽る側の感情が身近に感じれるかもしれません。
運転時の特徴と環境要因を掛け合わせる
移動の目的には待ち合わせなどで時間が指定されている時もあります。そうではなくても目的地にはスムーズに早く到着したい気持ちがあることでしょう。
イライラしてくる。
そこで、急接近してパッシングをする。
クラクションを鳴らす。
「左に寄ってくれ。走行車線に寄ってくれ」
こうした感情が湧いてくるのは想像に難くないかもしれませんね。これは既に煽る行為です。
では、どうすれば煽らないで済んだでしょうか。
実際には何もせずに車間を取って後ろを走行する以外にありません。
さらに、この追い越し車線での“イライラ”にはそれに拍車をかけるものがあります。
それは道路交通法です。
道路交通法の第三章の第二十条には次のようにあります。
車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。ただし、自動車(小型特殊自動車及び道路標識等によつて指定された自動車を除く)は当該道路の左側部分(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路)に三以上の車両通行帯が設けられているときは、政令で定めるところにより、その速度に応じ、その最も右側の車両通行帯以外の車両通行帯を通行することができる。道路交通法 第三章第二十条
道路の追い越し車線を連続走行することによって違反となる訳です。
ただでさえ急ぐ気持ちでイライラしている。そこに“ルール違反をしやがって”との感情が重なります。
相手はルールを犯している。こうした大義名分ができたことで、より一層「左に寄れ」との気持ちに拍車が掛かる訳ですね。
パッシングをしたり、クラクションを鳴らすことに対しても、半ば自信や正義にさえ変換されているのです。
ちなみに、ずっと追い越し車線を走行することを通行帯違反といいます。普通車の場合、反則点数は1点加点。反則金は6000円となりますので注意しておましょう。
ケーススタディその2
次に、運転時の特徴の
これらに次の1つの環境要因をあてはめてみましょう。
を当てはめてみるとどうでしょうか。
この、スピードを出せてすぐに移動をできる特性に匿名性が備わった状況で、無理な割り込みをされた。そして、その車は誰が乗っているのかは分からないが、軽自動車でサンキューハザードも無かった。
どんな感情が湧いてくるでしょうか。こちらも想像ができるのではないかと思います。
今紹介した2つのケースは通常の運転で考えてみても理解ができることではないでしょうか。
その上でさらに運転時の心理の本質的な部分が加わってきます。
煽り運転の心理の本質的な部分
下に紹介するのは煽り運転の心理の本質的な部分となります。
多くがこの心理により煽り運転は行われてしまうのです。それは次の4つです。
基本的にあまり良くない感情ばかりですね。
これらの感情が出てきてしまいやすい状況が運転時には出来上がってしまうのです。
こんな感情をまとった悪質ドライバーの標的にはなりたくないですよね。
悪質運転を未然に防ぐためには煽り運転の未然の防止法を一緒にお読み頂き、危険に備えて頂ければと思います。
では、3つの心理についてみていきましょう。
1.ばれない
これはスピードを出して逃げ切る事も可能だと前提の話です。また、匿名性も高いのでばれにくいですよね。
ナンバープレートなどで特定されることは現在は容易ですが、少々のあおりであれば、警察に通報されることもありません。
2.つかまらない
特に夜などの暗闇はこの感情を増幅させます。暗闇ですと、よほど冷静に相手を見ておかなければ、例え10分後に同じ車に出会っても気付かないかもしれませんね。
また、昼間であっても煽られてすぐに警察に通報しても、すぐには来れませんよね。散々煽った運転手は恐怖感を与えて満足を得た後はそのまま行ってしまいます。
仮に通報してすぐに警察が来ても、事故になっていなければ警察は打つ手がないのが実のところです。
“どうせ、つかまりっこない”との心理が働きいつもより大胆になってしまうのです。
3.すぐに現場から逃げることができる
車はスピードが出る乗り物です。煽った現場からも簡単に立ち去ることができます。
“いつでも立ち去ることができる”と高をくくっているので、その分時間を掛けてしつこく煽ってくることもあります。
高速のインターを7つ過ぎるまでの約40分間、ずっと煽られ続けた知人の話を聞いたことがあります。
煽った車は高級車でイカつい車。煽られた車は黄色の軽自動車でした。
煽り運転の動画はこちら
https://youtu.be/pZrSRI1EoE8
どれだけゆっくり走ろうとも執拗に追い回された様です。切っ掛けは、
高速道路に入るタイミングの車線変更時に譲らない形になったためだけ
です。恐いですね。
相手が軽自動車だから、仮に仕掛けられてもスピードを出せばすぐに逃げ切れますからね。
煽られた時の対処法についての詳細はこちらに紹介しています。併せてお読み頂き危険に備えておきたいですね。
4.自分の車より弱そうで自分が大きく感じる
4つ目は自分を大きく感じてしまう心理です。
相手の車に乗っている人間の素性や属性なんて知る由はありません。大体が車の雰囲気で判断します。
まさに“弱い者には強い、畜生の様な性根”ですが、当然と言われればそうかもしれませんね。あえて悪そうな人が乗ってそうな車を煽る様なことはしませんよね。
ここは、ドライブレコーダー搭載やステッカーをはることなどでも煽ってくる車を牽制できますので、工夫はしたい所です。
心理その他
更に掘り下げて、心理的な面を見ておきましょう。
ロードレイジ
様々な危険運転をするドライバーのことをロードレイジと呼びます。
日常に溜め込んだストレス解消の手段として車を使うのです。このことで自己防衛が図ることができると考えられています。
不安感は自己防衛感を高めます。自己防衛は形を変えれば攻撃行動につながります。煽ることで、外部に対して攻撃をするのです。
抑圧や欲求不満など、生まれ育った環境が影響を及ぼしていると考えられます。理性的な問題の解決や処理を行わず、短絡的に攻撃行動に移ることが特徴です。
この様な一連の行為として煽り運転
が繰り返されるわけです。
ドライバーズハイ
ドライバーズハイなんて言葉もありますが、ランナーズハイの造語です。
ずっと運転していたりすると、自律神経が少しおかしくなっちゃったりもします。個人差もありますが、脳内物質の分泌の関係により興奮状態を作り出すこともある様です。
いわゆる、運転の時にはテンションが上がるなんてこともありますよね。
自制心の欠如
自制心にはある程度の余裕が必要です。しかしながら、運転にはかなりの集中力を使い、自制心を使います。この自制心を使い尽して、空っぽに近い状況の時には判断疲れを起こしてしまいがちです。
また、車は判断と行動がセットで動かされるため、その人の地金が表れてしまうと言われています。他にも煽り運転をする人は最初から理性的にものを考えられない人だとも言われています。
その上で自制心を欠如してしまったら大変なことになりそうですね。
乱暴な衝動にかられた時には自分が疲れていないかと一回考えてみてはいかがでしょうか。
匿名性と没個性
没個性化という心理的効果です。鉄でできた無機質な車に対しては鉄の塊程度にしか見えなくなる心理が働きます。個人として認識しずらくなるんですね。
この事により、道徳観念など社会性が欠落して、いつもは決してやらないような酷いことを悪びれもせずやってのけてしまうのです。
また、匿名性により、悪い行為への代償も匿名性の中の出来事と考えてしまい、車外での同じような悪い行為と同等の罪を感じなくなってしまいます。
車の中(四方を囲まれた密室)にいるという心理状態が責任感なども希薄にし、また、もう二度と会わない人だと思っているから悪い方向に気が大きくなります。相手が事故を起こそうが知ったことではないとも考えてしまうのですね。
怒りの発散を誰かにぶつけやすい感情が醸成される空間になり安いのです。
まとめ
煽られることもあれば、自分自身が煽る可能性もあります。煽られた時には復讐心が湧いてくることもあるでしょう。
しかしながら、決して取り乱してはいけません。冷静さを欠いてしまえば死に直結します。今回取り上げた内容で参考になる事があれば、明日からの運転の参考にして頂ければ幸いです。
※高速道路と一般道路も含む
今日も安全運転をして快適なドライブライフを送っていきましょう!
お読みいただきありがとうございました。