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鉢植えの植物は自分では土を選ぶことはできません。
小さな鉢内の限られた容量の土に根を張って育っていく植物。
よりよい土を選ぶためにも土の種類を知って上手に使いませんか?
土の種類にはさまざまなものがあります。
1種類だけで完璧な土のコンディションを全て満たすことは難しいものです。
そこで、鉢植えの場合はいくつかの土を混ぜて使うことが無難です。
それでは見ていきましょう。
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目次
土の種類
土を大きく分類してみます。
すると、“基本の土”と“培養土”に分かれます。
そして、こちらは更に分類していくことができます。
一体どんなものがあるのでしょうか?
それぞれについて紹介していきましょう。
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]<基本の土>
<培養土>
[/deco_bg]
基本の土
基本の土について紹介します。
それぞれの特徴は次の通りです。
ピートモス
こちらは水苔が腐食して堆積したものです。
重さは軽量で保水性もよく通気性が良いのが特徴です。
また、非常に強い酸度を持っていますので、観葉植物の用土として加える時には“酸度調整済み”の商品を選ぶことが重要です。
ピートモスを使用の際は酸度を特に意識しておきましょう。
バーミキュライト
こちらは蛭石(ひるいし)を高温で加熱処理をして膨張させたものとなります。
※蛭石(ひるいし)は正式には苦土蛭石(くどひるいし)と言います。加熱により蛭(ヒル)の様にのびることが名前の由来と言われています。
こちらも重量は軽量で保水性もよく、また排水性が良いのが特徴です。
観葉植物では小粒のものを挿し床や植え付け用土に混ぜて使用するのが通常です。
赤玉土
赤土を粒の大きさで分類したのもです。
大・中・小の粒の大きさに通常は分かれます。
※赤土は関東ローム層の火山灰土です。関東ローム層の下層部分の火山灰土で有機質を含有していません。
最も基本の土とされており、通気性と保湿性が共に良いのが特徴です。
軽石
馴染みのある石なのではないでしょうか。
大・小の粒の大きさに通常は分かれます。
こちらは多孔質な火山砂礫です。
重量は非常に軽く、通気性・排水性が共に良いのが特徴です。
大粒のものは通常はゴロ石として鉢底に敷いて使われます。
培養土
次に培養土の2種類を見ていきましょう。
汎用的に使用されるものと対象が限定されたものの2種類となります。
ブレンド培養土
汎用的に使用ができる様に様々な土を混ぜて作られています。
基本的には何にでも使用ができ、非常に使い勝手はよい土となります。
しかし、注意が必要です。
何と言っても品質の格差が非常に激しい土となります。
対応としては、あまりにも価格が安いものはなるべく避けましょう。
ただし、実際に使用してみないと分からないこともありますよね。
その場合は使用してみて判断することが大事です。
土には悪いものもあると承知の上で使用してまずは植物の様子をみます。
様子に違和感を感じたら速やかに土を変え、好みの用土を見つけましょう。
限定培養土(特定の植物)
こちらは特定の植物に限定してブレンドされた用土です。
例えば植物がサンセベリアであれば、“サンセベリアの土”と表示があります。
最も安心して手軽に購入することが可能です。
しかし、こちらも商品によって特徴が出ますのでこの点は注意しておきましょう。
以上、さまざまな土の種類を見て来ました。
基本的な土から培養土まで見てきましたね。
では、次はどのように土を使用していったら良いのかご紹介します。
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土の選び方と入れ替えの注意点
鉢植えの植物にとっては特に土は大きな役割をしています。
生きていくための養分を吸収できるものは土しかありません。
水を吸収するのも、根を張って体を支えるのも鉢の中の土ですよね。
このことを踏まえてまず、良い土の条件とは何なのか。
確認しておきましょう。
良い土の条件
良い土の条件は非常にシンプルです。
[check_list image=”check1-b”]
- 通気性が良いこと
- 排水性が良いこと
- 保水性を兼ね備えていること
[/check_list]
この3つです。
これら3つにより、鉢植え植物の根が呼吸するための空気の通り道ができます。
また、養分や水分を一定期間保っておけることを可能にします。
土は混ぜて使う
土にはさまざまなものがあります。
しかし、1種類で植物の要求を満たすことはとても困難です。
植物の要求を満たすためにはいくつかの土を混ぜて使う必要があります。
観葉植物への土への配慮
観葉植物用にブレンドされた用土を使用すると便利です。
あまり気にせず、まずはそのまま使用することができますね。
また、家に他の用土があった場合には次の工夫で対応が可能です。
草花用土にアレンジを
仮に、草花用に配合された用土が家にあった場合どうしますか。
そのまま観葉植物様に使用してはいけません。
使用する際には必ず次の一工夫をしましょう。
バーミキュライト
赤玉土(大・中・小粒)
軽石(大・小粒)
これらを加えることによって通気性や排水性をアップさせると良いでしょう。
そうすることで草花用土も転用利用が可能となります。
庭土の使用にアレンジを
庭がある家庭もあるでしょう。
庭には肥えて良さそうな土が沢山ある。
鉢植え植物に使ってみたくなる気にもなるでしょう。
しかし、庭の土をそのまま使用するのは避けましょう。
仮にその土で草花が元気に育っているとしても、そのままの土では観葉植物に適さない性質であることが多いのです。
その上、病害虫が潜んでいる可能性も大いにあり心配です。
必ず観葉植物用の土を用意してあげましょう。
観葉植物に適さない性質の可能性
病害虫が潜んでいる可能性
古い土は使わず入れ替えよう
植え替えの時がありますね。
この時に古い土をそのまま使用するのは御法度です。
キチンとその植物に適した新しい土に入れ替えてあげましょう。
古い土を使うことによりデメリットはあってもメリットは少ないのが実際です。
劣化により土が細かくなっている場合があります。
それに加えて、病害虫が発生している心配もあるんですね。
常に新しい土を使用することを心がけましょう。
土の入れ替えには手間もかかりますが植物はこれだけですごく喜んでくれます。
土の配慮が足りないだけで大切な植物が悲鳴を上げるのは悲しいことです。
排水性も悪くなり土の状態が悪いと植物の成長にも影響がでます。
詳しくはコチラをご覧ください。
まとめ
鉢内の限られた容量の土で育つ観葉植物。
彼らにとっては土の良い悪いは重大な問題です。
そして、毎日の生育過程において大きく影響してしまいます。
常に新鮮で良質の土を使いたいものですね。
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]
土の種類
<基本の土>
<培養土>
植物にとっての良い土の条件とは
[check_list image=”check1-b”]
- 通気性が良いこと
- 排水性が良いこと
- 保水性を兼ね備えていること
[/check_list]
[/deco_bg]
これらは非常に大切です。
古い土や性質に適さない土などを使うと直物は参ってしまいます。
病害虫や劣化した土なども同じです。
適切なブレンドや土への配慮や適切な土の入れ替えにより今日の植物が元気に育つことができます。
“たかが土、されど土”とはいいませんが、土への理解を更に深めて植物に接していきたいものですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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