観葉植物の茎が曲がるその仕組み!バランスの良い株姿に戻すための対策!


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いつの間にか大好きな観葉植物の茎が曲がっている。
窓辺に観葉植物を置いているのだけど、日の当たる窓側ばかりに葉が沢山茂っている。


とてもバランスが悪く育っている。
心配しなくてもこの様な経験は誰にでもあるものです。

では、一体どうすれば良いのでしょうか。

適切な対策でバランスの良い株姿にしていきましょう。

目次

定期的に向き変更を!

観葉植物にいつも癒されているのに向きを変えたりはしていない。

植物を大切にはしているのだけれど、場所変えをしていないってことはよくあります。

観葉植物の向きを変えることがない。

しかし、観葉植物にとって光はとても重要です。

光を満遍なく植物に与えるにはやはり移動が必要です。

植物の屈光性

植物には光がある方向に姿を向け茎を曲げる“屈光性(くっこうせい)”という性質があります。

これは植物の体内に分泌される“植物ホルモン”という物質によって起こると考えられています。

この植物ホルモンは植物の体内でほんのわずかしか分泌されません。しかし、植物の遺伝子の働きをコントロールする化学物質なのです。将来的にはこの植物ホルモンを活用した品質改良や生産の向上も見込まれているほどです。

光合成が向きの決め手

植物は自らが生活していくのに必要な栄養分を自身の体内で生育する性質を持っています。

この栄養分の生育に欠かせないのが光です。

もちろん、根からも肥料の栄養分を吸収します。しかし、生育のために必要不可欠な栄養分は“光合成”によって作られています。

光合成とは

光合成とは葉の表の“葉緑体(クロロフィル)”ででんぷんを作り出す仕組みのことです。

メカニズムは次の通りです。

水と空気中の二酸化炭素を原料とするし、そこに光の助けを借りることにより大切な栄養素であるでんぷんができあがるのですね。

光+二酸化炭素+水 =でんぷん

ですので、光の方向に葉を向ける植物の行為は、植物にとっては無くてはならない大切な機能なのですね。

このため、窓辺に置かれた葉が光に向かって伸びていく性質を変えることはできないのです。

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バランス良くするための対策

植物の株をバランスよく保つための対策は以下の通りです。

単純なことですが、まずは満遍なく光を当ててあげることです。

鉢の向きを変える

均等に光を当てよう。

定期的に鉢の向きを変えてあげることが必要です。

なかなかそれができない方もいますよね。

そんな方は鉢植えの自動回転装置などがあれば良いのですが今の所は無いようですね。
光に向かってバランスよく回転させる装置ができれば案外需要があるかもしれませんね。

室内照明の光を使う

そもそも、室内に日の当たる場所がほとんどない場合などにも使えます。
また、日の当たる場所に植物が置いてあっても日中は仕事やお出掛けなどで忙しいことも多いですよね。

夜間が仕事の方も日中はカーテンを閉めて電気も消しているでしょうし。

光は波長が決め手

光合成にとっての光に重要なのはその波長です。

植物を育成する時の適切な波長は、640~700nmと700~1000nm(ナノメートル)以下が光合成に必要となる波長だと思われます。

日長(にっちょう)作用について

こちらは読んで字のごとくの言葉です。
“光周(こうしゅう)作用”とほぼ同義語で使用されたりもします。

日の長さって昼と夜があるために時間帯や日照時間も異なりますね。その関係性に伴う植物の作用のことです。一日8時間日光に当たっていたのが急に1時間になると植物もその違いにビックリします。この辺は通常の光の当て具合に対してのバランスを考えて対応したいところです。

エマーソン効果について

長い波長の光に加えて短波長の光を照射すると光合成の反応が増進する現象のことをいいます。

波長とは波の長さのことで、一つの波から次の波までを一波(ひとなみ)と考えます。同時にスパンが短い波、大きい波が同時に起きたりそれぞれの波だったりします。

与える光の波長の長い短いや、青色や赤色などの光の色にも近紫外線など様々あります。これらにより植物の体内においての葉緑体の吸収や光合成への影響が変わってきます。

照明でも光合成はできる

光合成は必ずしも太陽光でなければならない訳ではありません。
照明などの微量な弱い光でも行われます。

照明器具等の照射によっても可能なのですね。しかしながら太陽光のの光合成量に比べると光合成量が劣ってしまいますしどうしても自然環境とは異なってきます。

光合成に適した照明の波長は?

照明で光合成を促進するには波長が400~500nmの青い光の領域のものと、波長が600~700nmの赤い領域のものを複数使用して対応することができます。

  • 光合成に必要な波長
  • 青い光の領域:波長が400~500nm
  • 赤い光の領域:波長が600~700nm
  • どんな照明器具を選べば良いか


    先述しましたが、照明の光でも植物の光合成色素によって吸収されます。

    二酸化炭素を有機物に変化させるのですね。

    それではどのような照明器具を選ぶことが適切なのでしょうか。

    まず、色によって植物にもたらす効果は違ってきます。
    例えば、光の色には赤や青がありますが次の通りその効果は異なります。

    赤や青LEDのバランスで植物の育成を最大限に高めることができます。

    赤色は成長のスピードを上げます

    青色は葉の成長を助け、また茎を太くしてくれます。これを“形態形成”と呼びます。
    他にも、植物の芽の色を黄色から緑色に変えてくれます。このことを“脱黄化(脱黄化)”と呼びます。

    青色 =“形態形成”
        ⇒葉の成長、茎を太くする

    赤色 =“脱黄化(脱黄化)”
        ⇒芽の色を黄色から緑色にする

    照明の当て方や時間は?

    照明は満遍なく当たる様にしましょう。

    一方向からですと、窓際の植物が外の方向外の方向に向きを変え、葉を生い茂らす様になってしまい解決になりません。

    時間帯は不足しているなと思う時間帯で照らしてあげると良いでしょう。

    もう少し専門的になってきますと植物用の照明もあります。こちらでの専門的な照明を揃えていく検討も必要でしょう。

    ただ、室内の観葉植物でしたらそれほどまでに神経質になる事はありません。

    また、波長が製品情報で分かるものもあれば明記されていないものもあります。
    あまりこだわらずに、光を当ててあげるだけでも植物にとっては悪いことではありません。

    光合成も促進されますので光が足りない植物には光を与えてあげるとよいでしょう。

    植物育成に適した照明器具や電球・蛍光灯は数多く存在しています。照明によって様々な波長は異なりますので是非店頭でお聴きください。

    光の波長:640~690nm
    光の波長:420~470nm

    可能であればこの条件に近い商品を探してみましょう。

    できればやはり戸外に定期的に出す

    対策としてはやはり屋外に出して太陽の光を当ててあげるのが一番です。

    植物にとって悪い環境は風通しが悪く、薄暗い環境です。

    これだとどうしても茎は曲がってしまいます。

    適度な風通しを確保してあげて、光が得られる戸外に定期的に出すことで株姿は確実に整えていくことができます。

    悪環境: 風通しが悪い、薄暗い
    対 策: 風の通りを確保、戸外の光、

     ⇒株姿が整う

    まとめ

    以上、曲がった株も適切な光を上げることで株姿のバランスは良くなります。

    一方向からの光ではなく満遍なく全体に光を当ててあげることが大切です。
    また、戸外に出す機会が少なくても家の中の照明を当ててあげることで対策も打てます。

    屈光性や光合成や光の波長などいろいろと見て来ました。

    重要なことは、毎日少しの時間でも良いので植物に関わってあげることです。
    その中で変調をきたしていれば気付いてあげてその都度手入れをしてあげることですね。

    この事自体が観葉植物を育てていくことの醍醐味でもあります。
    また、毎日関わることでより一層観葉植物のことが愛らしくなり楽しくもなります。

    曲がった株がバランスよくなることを願いつつ。

    最後までおよみ頂きありがとうございました。
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