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整体や整形外科に行っても一向によくならない。
治ったように思えても次の日には痛みが再発している。
治療と痛みのイタチごっこの様な日々を過ごすのも大変です。
実は、肩こりはストレス反応の一つだともいわれています。
「“ストレスが肩こりの原因”だった場合はその対応も変わってきませんか?」
体の部位の痛みへの対処はその位にしておいて、ストレスによる肩こりの仕組みを知っておきましょう。
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目次
一般的な肩こりもストレスが関係しているのか?
肩こりの原因には様々あります。
しかし、肩こりの原因の多くに不明な点が多いのも事実です。
これだけ肩こりの肩が多い中で不思議なことだと思いませんか?
めくるめく医学が発達して、ガンだって治せるか治せないかという進歩を遂げているのに肩こりは治らない。
なにせ、国民の約2割強が肩こりの症状を感じているとのデータもありますので国民的な病の一つな訳です。
何十年間国民を肩こりでこじらせ続けているんだよと思ってしまいます。
例えば一般的によくいわれるものに四十型や五十肩があります。
これらは医学的には“肩関節周囲炎”と呼ばれる疾患の一つです。
しかし、いざ原因を一つに特定するとなるとこちらも難しいのですね。
痛みの原理としては肩を動かす時に肩関節の組織に炎症が起こることによります。炎症性の痛みなのですね。
気にならない程度の痛みの場合もあれば、急に激痛に変わって生活をするのも困難であるケースも少なくありません。
しかも、非常に厄介な痛みです。
肩の酷使だけが原因なのか
四十型や五十肩は、過去に肩を使うスポーツ経験がある人や肩周辺に怪我をしたことがある人がなりやすいとされています。
その他には
などが肩こりになる方に共通してみられる事項です。
特徴的なのが痛みがある時とない時の差が激しいことです。
元となる原因があって、そこに幾つかの要因が重なって痛みを生じると考えられます。
このような一般的な肩の痛みにも、ストレスが要因として関わっていると考えることは不自然ではありません。
では、そのストレスから痛みを生じるまでの仕組みを解説していきましょう。
ストレス性肩こりの仕組み
ストレスから痛みまでの仕組みは以下の通りです。
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- 精神的なストレスを感じる
- 体が緊張して体がこわばる
- 常に交感神経が優位となる
- 血管が収縮して筋肉が緊張
- 筋肉の疲労物質がたまる
- 痛みが走る
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精神的なストレス
会社員などの社会人であれば、嫌な上司との関係や職場の人間関係、抱えているプロジェクトや職務の内容など様々なストレス要因があることでしょう。
家庭においては夫婦でのトラブルや不仲や義父母との関係などの居心地の悪さはなども大変です。精神的にも安らぐことのできない環境での生活はストレスとなります。
ストレスには、本人が感じているものと意識していない中でも蓄積されているものがあります。
ストレス発散という言葉があります。
“あ、ストレスだ。”と素直に感じる方などはそのストレスに対しての発散方法などを考えて対処するでしょう。
しかし、本人がストレスだと認識していない場合はストレス発散という発想に至りません。
そのまま心身に蓄積されているといったケースも珍しくないのです。
こうして無意識の内に蓄積したストレスは爆発します。
精神的なストレスはどこにでもあるものです。しかし、上手に発散できない人も沢山いる訳です。
体が緊張して体がこわばる
次に、精神的なストレスを感じると人はどのような反応をするのでしょうか?
通常、人は外部からの刺激に対して反応します。
ストレスに対しては拒否反応を示すのです。体は硬直してこわばります。
意識しているしていないに関わらず、これらは人の通常の反応として行われます。
体が緊張状態になるとどうなるのでしょうか。交感神経がこれに反応します。
常に交感神経が優位となる
人には自律神経という働きがあります。
自律神経である交感神経と副交感神経がバランスよく顔を出すことにより精神の状態を安定させてくれ、オンオフの切り換えをしてくれます。
人の優れた機能の1つです。
しかし、体が緊張の反応を示すことにより交感神経が優位となってしまいます。
優位というのは交感神経が常に働く状態をイメージするとよいでしょう。
2つの神経の働きは以下の通りです。
交感神経
昼間などの活動している時やストレスなどにより緊張している時に活発に働く神経です。
副交感神経
リラックスしている状態を作ってくれます。休息を与えてくれ、体を修復してくれる働きを持つ神経です。
内臓の働きも活発にしてくれます。
緊張した状態が続いてしまうと交感神経が働き、ずっと活発な状態ができてしまきます。
本来は昼間などの活動のタイミングでもバランスをとってくれる副交感神経が作動してくれなくなるのです。
働きっぱなしの状態という訳です。
夜間は副交感神経が活躍する場なのですが、精神的なストレスが重なると上手に働いてくれなくなります。
折角の休息の時間である睡眠時間でさえ休めなくなってしまうのです。
また、肩こりと同時に内蔵の調子が悪い方も多いのですが、これらはストレスからの症状と考えることができます。
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血管が収縮して筋肉が緊張
ては、交感神経が活発になるとどういう悪影響を及ぼすのでしょうか。
副交感神経は筋肉を弛緩させてくれます。
筋肉を緩めてくれるのですね。筋肉を緩めるのには訳があります。
筋肉がゆったりと弛緩させてくれることで血管が広がります。血管が広がると圧力も下がります。このことで心拍数も減ります。
さらに、緩んだ筋肉には血液が巡っており栄養や酸素を運んでくれます。また、同時に筋肉にあるリンパ腺は老廃物などのゴミを回収して排出処理をしてくれるのです。
交感神経が働くことによって、これらの働きが阻害されてしまいます。
結果として、筋肉が緊張した状態が続きます。老廃物も排出できず凝り固まった筋肉の状態ができてしまうのてす。
筋肉の疲労物質がたまる
交感神経が優位になることで血管の拡張が阻害されてしまいます。
血液やリンパ腺の巡りか悪くなることにより老廃物が排出できませんでしたね。
行き場のない老廃物などの疲労物質は筋肉に溜まります。
溜まることで筋肉の質は悪い状態を続け、さらなる悪循環を生んでしまいます。
溜まり続ける疲労物質に対して体は悲鳴をあげるのです。
痛みが走る
合図は“痛み”てす。
異常事態の合図です。
痛みというのは症状として捉えられますし、そのまま治療の対象となります。
しかし、痛みは“お知らせ”でもあります。
「体が異常を起こしていますよ!」
「正常に機能していないですよ!」
こうしたメッセージでもあります。
違和感を察知して“痛み”としてお知らせしてくれるのですね。
肩こりが教えてくれること
今見てきた仕組みを遡りますと、最初にストレスがありました。
肩こりの特徴を振り返ってみましょう。
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これらの特徴がありましたね。
ストレスが関わっていることが多い様に思えませんか?
ストレスは目には見えませんが、状態として現れてくれます。
単なる肩こりとして部位にアプローチをかけるのか。
それともストレス性の肩こりにまでアンテナを広げてストレスにアプローチをしていくのか。
それによって結果は大きく異なります。
肩がこることをストレスの面から考えてみることに損はありませんね。
では、ストレスが要因だとしたらどうすれば肩こりが改善するのでしょうか。
ストレス解消法
ストレスには大きく分類すると心理的ストレスと身体ストレスに分けることができます。
ストレスの原因にもよりますがストレスの要因自体が消えることはありません。
自分自身のストレスへの捉え方の変化や体質の変化がストレスに対しての耐性を築くか、あるいは解消できるかの答えとなります。
ストレスへを乗り越えるにあたり大きく3つの対策が考えられます。
これらの見直しと改善していくことが最短のアプローチとなります。
■参考
食事に関してはこちらをご参考下さい。
良質な睡眠に関しては睡眠の質についてをご参考下さい。
体質に関しては睡眠や食事が関係しているうえで適切な運動が必要となります。簡単にできる効果的な運動に関しては簡単スクワットをご覧ください。
ストレスレスな生活をする方法もありますが現実的ではありません。
多様化したライフスタイルは生活の選択肢の幅も広がっています。会社勤めがストレスな方は会社に勤めない生計を考えてみるのも良いかとおもいます。
物事の捉え方がストレスを招いている場合は自己分析をしてみることも良いでしょう。
体質的な問題があれば運動で改善されるかもしれません。
今、自分がどのストレスに弱いのかを点検して改善へのアプローチをしていく必要があります。そのためにはブレインダンプなどをして自分の思考の棚卸をしてみましょう。
ストレスの解消については泣くなどもありますので併せてお読み下さい。
まとめ
ストレスの仕組みについて解説してみましたがいかがでしたでしょうか。
同じ肩こりでもアプローチにも色々ありそうですね。
しかし、国民病とも呼ばれる肩こりはいつ解決するのでしょうか。
まずは痛みの部位への対処療法だけではなく、ストレスの面からも考えることをはじめてみませんか?
ストレスは実感があるなしに関わらず、常にさらされているものです。
時に現代のIT社会などではあらゆる状況からのストレス攻撃を全て免れるなんてことは不可能でしょう。
ストレスの実感がないけど肩がこるんだよねって方。ストレスのお知らせかもしれませんよ。
ストレスがひどくて肩も痛い方。ストレス関係してそうですね。
明日のヒントになれば嬉しく思います。
最後までお読み頂きありがとうございました
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