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節分の季節には豆まきですね。
お面をかぶってみんなで騒いで、その後は豆を食べたりと楽しい時間を過ごす方も多いのではないでしょうか。
そんな楽しい豆まきですが、一連のなかに危険が潜んでいるのです。
消費者庁の発表で次の様にありました。
「節分の豆、3歳まで食べさせないで」
3歳までは豆まきの豆を食べることが危険なのです。
場合によっては命の危険性もあります。
では、3歳児までの幼児が豆を食べることでどの様なリスクがあるのかを見ておきましょう。
目次
豆まきの豆を食べることのリスクとは?
幼児には、大人のように食べ物をかみ砕く力や飲み込む力が強くありません。
幼児の特徴:
- 噛み砕く力が弱い
- 飲み込むのが上手ではない
豆のリスク:
- 窒息(気道に豆が入る)
- 肺炎(豆の破片が原因)
飲み込む力などが十分ではないために起きる事故です。
豆を小さく砕いても気道に詰まらせるリスクはありますので、十分に気を付けましょう。
子供が豆を詰まらせる事故の件数と注意点
医療機関情報のまとめでは、2010年~2017年12月までの7年間で3歳以下の幼児が気道に豆を詰まらせる事故は25件発生しています。
このデータは14歳以下の子供を対象にしたデータの実に93%に及ぶ数字です。
4歳以上での豆による事故のリスクは、限りなく減ることがお分かり頂けます。
全体(14歳以下):27件
4歳以上~14歳以下:2件
3歳以下:25件
気を付けなければならないのは、兄弟がいる時などです。
3歳と4歳での事故率の開きは非常に大きいです。
例えば5歳のお兄ちゃんお姉ちゃんが豆を食べて大丈夫だからといって、3歳の幼児にはリスクが高いのですね。
豆を気道に詰まらせる事故(~14歳以下)
93%: 3歳以下
※3歳以下とは、3歳児を含みます。4歳児は含みません。
14歳も同様です。
豆はどうやって気道に入るの?
では、節分の豆やピーナッツなどのナッツ類による事故はどのようにして起こるのでしょうか?
もちろん、食べる時に起こるのですが、豆の食べ方には他の食べ物と違う点があります。
豆の大きさや重さや硬さなどから、豆を吸ってしまうのです。
吸い込まれた豆は、そのまま気道に入ってしまうのです。気管支から豆の破片が発見されるケースもありますので注意したいですね。
節分の豆やナッツ類の特徴:
- 大きさが小さい
- 硬さは硬い
- 重さが軽い
豆まきのあとの注意点
幼児はもちろんのこと、乳児もなんでも口にものを入れてしまいます。
豆まきをした時には、キチンと掃除や片付けをして豆がないことを確認しましょう。
それ以前に、乳幼児がいる家庭では、豆まきは極力しないようにするのがベターです。
- 家の中で豆まきをしない
- 豆まきをしたら徹底的な片付けをする
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事故発生が発生した時の応急処置は?
もし、3歳児未満の幼児が豆を喉に詰まらせた時にはどの様に対応すればよいでしょうか?
豆を喉に詰まらせた幼児は次の症状の特徴には次のものが挙げられます。
- 咳き込む
- 激しくむせる
- 息ができない
- 苦しそうに息をする
- 咳が弱々しくなる
- 喉や胸からの「ゼーゼー」の音
これらの兆候が見られましたら、豆を吸い込んだかもしれないことを疑いましょう。
次に、すぐに病院にいき、豆が詰まった可能性があることを話しましょう。
家での応急処置ができそうな場合は次の処置も頭に置いておきましょう。
1歳未満の場合
- まずは、乳児の気道が確保できる姿勢にして、吐きやすい体勢にします。
- 次に、うつぶせの状態にします。背中の上側当たりを「トントンッ」と優しくノックしてあげましょう。
- 自分の力で吐きそうであれば、様子を見てみましょう。
1歳以上の場合
- 後ろから幼児を抱きかかえるようにします。
- 次に、お腹の上部辺りを上に押し上げるように圧迫してみましょう。
- 幼児が嘔吐をしそうがどうかの様子をみます。
基本は病院に行くことです。
これまでには、1歳の幼児がピーナッツを詰まらせて死亡したケースもあります。
状況によっては救急車を呼ぶなどの対応も必要な場合があります。
ためらうことなく医師の診察を受けましょう。
まとめ
豆まきには鬼退治の意味があります。
一難去ってまた一難なんていいますが、鬼が去った後こそ注意が必要です。
「Hythe the guard!!」
の精神で豆まきを楽しんで下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。